京都工芸繊維大学 新素材イノベーションラボ

 新素材イノベーションラボは、平成30年10月の研究力及び産学連携機能強化の一環として重点研究「ラボ」として、材料のもつ階層構造を巧みに分子設計・材料設計した超階層デザインにより、従来の有機高分子材料では不可能な電子・光学・熱特性と、従来の無機材料(セラミックス)では不可能な成形加工性と自在設計性、ならびにナノ材料のもつ特異性を併せ持つ革新的高分子・複合新素材の国際的な創出研究拠点として発足しました。 本ラボでは、「オープンラボ」や「シェアラボ」を展開することにより集約した装置類の「共有」と民間の協力により新規な素材を開発する。
 企業との一層の共同研究を推進するとともに、「異分野の研究交流」を通して若手研究者や大学院生の人材育成も行っています。
 また、平成30年度文部科学省「先端研究基盤共用促進事業・新たな共用システム導入支援プログラム」により、複数学系の教員や複数専攻の大学院生が結集して、共同で研究する「オープンラボ」を設置し、本学の重点分野の「高分子・繊維材料」を基軸に「有機材料」、「セラミックス」、「ナノ材料」に関する装置を集約・共用化するとともに、装置開発を共同で行ってきた総合分析評価・装置メーカーと協力して、現在進行中の「企業との共同研究」ならびに「他ラボとの連携」を結集させた「研究の異分野交流」による今までにない新しい「シェアラボ」を構築し、「新素材開発」、「人材育成」を推進しています。

新素材イノベーションラボ・共用システム
 〒606-8585
 京都市左京区松ヶ崎橋上町
 京都工芸繊維大学
 新素材イノベーションラボ
 ラボ長 中 建介
 Tel: 075-724-7534
 e-mail:
装置概要及び利用方法
 新素材イノベーションラボ
 特任専門職員 西埜 誠
 Tel:075-724-7408
 e-mail:mnishino@kit.ac.jp
装置の予約(ラウンジ・セミナ-室・MI Space)
 新素材イノベーションラボ
 事務補佐員 横井 雅子
 Tel:075-724-7408
 email:yokoi@kit.ac.jp
3階306室
 Tel:075-724-7909
本機能強化プロジェクトでは、学内の先生方からの海外の研究ユニットのユニット招致計画を募集します。
ご関心ならびにご希望の方は、下記までご連絡ください。ユニット招致に必要な手続きならびに財政的な支援について説明いたします。気軽にご相談ください。
担当副学長 堤 直人
内線7810
E-mail:
本機能強化プロジェクトでは、学内の先生方からの 今後ユニット招致に発展する国際シンポジウムの開催を募集します。ご希望の方は、下記までご連絡ください。財政的な支援について説明いたします。気軽にご相談ください。
担当副学長 堤 直人
内線7810
E-mail:
新素材イノベーションラボ機器分析セミナー :TMA&DMAの基礎と応用
本学での研究力及び産学連携機能強化の一環として物質・材料分野では、
「新素材イノベーションラボ」を創設し、先端の装置類を「オープンラボ」に集約・共用化を進めています。
この度、総合分析評価・装置メーカーである「日立ハイテクサイエンス」から
熱機械分析装置(TMA)と粘弾性測定装置(DMA)共用設備として導入し利用を開始することになりました。
本セミナーでは、TMAとDMAの測定原理、測定条件の決め方や、測定結果等の応用例を紹介します。
本装置に興味のある方は教職員・学生問わず、積極的にご参加下さい。
日時:2021年12月8日(水) 13:00~17:00頃
会場:16号館 1階ラウンジ
講師:高橋 秀裕氏(株式会社日立ハイテクサイエンス アプリケーション開発センタ)
参加希望者は当日に参加して頂いても結構ですが、
氏名、所属および連絡先を12月2日(木)までに下記に申し込んで頂ければ事前にセミナー資料(pdf)をお送りします。
新素材イノベーションラボ 事務補佐員 横井雅子
email:yokoi@kit.ac.jp
詳細は下記にお問い合わせ下さい。
新素材イノベーションラボ ラボ長 中 建介
(内線7534、e-mail:kenaka@kit.ac.jp
新規装置(DMA・TMA・DUH)導入のお知らせ
この度、以下の装置が16号館306室に導入されました。
粘弾性測定装置(DMA)
熱機械測定装置(TMA)
ダイナミック超微小硬度計(DUH)
ただいまユーザーのみなさまにご利用いただけるように準備を進めています。
利用開始時期が決まりましたら、改めてご連絡いたしますのでしばらくお待ち下 さい。
(新素材ラボ)
[Notice]
The installation of new devices (DMA/TMA/DUH).
Dynamic Mechanical Analyzer (DMA7100)
ThermoMechanical Analyzer (TMA7100)
Dynamic Urtra Micro Hardness Tester (DUH-211)
We are currently preparing for shared use.
We will let you know when the start time is decided.
(MIL)
新素材イノベーションラボ:表面解析技術ラボ設置装置紹介セミナーのご案内

新素材イノベーションラボでは2021年10月よりメイワフォーシス株式会社のご協力の元、表面解析技術ラボを開設する運びとなりました。
表面解析技術ラボを開設にあたり、装置使用者の希望を募るため設置装置の選定のための候補装置紹介セミナーを開催いたします。
ラボへは表面解析に活用できる、切断機、蒸着器、エリプソメーター、エッチング装置等の装置を検討中です。
紹介セミナーでは6製品の装置説明を行います。
候補よりユーザーのご希望をもとに4製品の選定を行い、ラボに設置する予定です。
是非ご興味がある方はぜひご参加頂ければと存じます。
メイワフォーシス株式会社webページ

http://www.meiwafosis.com/


日時:2021年6月3日(木) 1 0 : 0 0 〜 1 1 : 0 0
会場:16号館(旧ベンチャーラボラトリー棟) 1階ラウンジ
(参加者人数によってオンライン参加が可能になるようにします。)
講演者:尾﨑 伸行 氏(メイワフォーシス 株式会社)
希望者は氏名、所属および連絡先を5月31日(月)までに下記に申し込み下さい。
【問合せ先】 中 建介 京都工芸繊維大学 分子化学系 教授/
新素材イノベーションラボ ラボ長
TEL: 075-724-7534 E-mail:kenaka@kit.ac.jp
新素材イノベーションラボの中野健央特任助教のπ共役拡張型BODIPY蛍光色素に関する論文がアメリカ化学会のJ. Org. Chem.にアクセプトされました。

Title: "Synthesis and Characterization of Boron Difluoride Complexes Bearing π-Expanded Pyridine Ligands as Organic Fluorochromes"
Authors: Nakano, Takeo; Sumida, Akifumi; Naka, Kensuke
2021-1純正・応用化学セミナーのご案内

日時:令和3年3月17日(水)14時30分~〜16時30分
形式:オンライン講演会(Webex)

14時30分:趣旨説明
中 建介先生(新素材イノベーションラボ長)
14時35分:講演1
櫻井 庸明先生(分子化学系・講師)
「共役分子材料の配向制御とナノ構造化による機能開拓」
15時30分:講演2
野々口 斐之先生(材料化学系・講師)
「カーボンナノチューブを用いた熱電発電

主催: 新素材イノベーションラボ
世話人:井本 裕顕(内線7555)
講演URLをご希望の方は、氏名・所属・メールアドレスを明記の上、井本email:himoto@kit.ac.jp
までご連絡ください。
※研究室単位でお申込みの場合は、代表者の連絡先のみで構いませんが、参加者のリストを一緒にお送りください。
【メンテナンス】
装置停止のお知らせ(全学停電対応)
10月16日(金)16時~19日(月)12時頃まで以下の装置を停止します。
*松ヶ崎キャンパス全学一斉計画停電のため
ベンチャーラボラトリー 2階
・試料観察熱分析(TG/DTA)
ベンチャーラボラトリー 306室
・FT-IR分光光度計
・ゼータ電位・粒径測定システム
・ホットステージ付き偏光顕微鏡
・卓上型分光エリプソメータ
・紫外可視分光光度計
・絶対PL量子収率測定装置
・蛍光光度計
・蛍光寿命測定装置
・赤外MAIRSユニット
・近接場光学顕微鏡(SNOM)
装置停止時間は状況により前後する場合があります。
ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
*それぞれの機器に関する個別のお知らせ(メンテナンス等)は機器予約システム「機器の掲示板(今月のお知らせ)」に適宜掲載しますので、装置予約の際にはお知らせをご確認願います。
【メンテナンス完了】
ゼータ電位・粒径測定システムのメンテナンスが完了いたしました。
現在、粒径測定のみ使用可能となっております。(新素材ラボ)
【メンテナンス】
装置点検のお知らせ(7/29-未定)
/Notice of the device inspection

7/29に行われた講習会の際に、装置に不具合があることが判明しました。したがって、装置本体および付属品、パソコンを点検に出しています。装置復帰時期は分かり次第、ご連絡いたします。(新素材ラボ)

It was discovered that there was a problem with the device.Therefore, the device, accessories, and PC are sent for inspection.We will contact you as soon as we know when the device will be returned.(MIL)
新素材イノベーションラボの紹介とご案内

平成30年度文部科学省「先端研究基盤共用促進事業・新たな共用システム導入支援プログラム」の支援を受けて本学での研究力及び産学連携機能強化の一環として物質・材料分野では、VL棟に「新素材イノベーションラボ」を平成30年10月に発足させました。1年をかけてVL棟の整備と共用機器の移設を行い、昨年度より、色々な機会を利用して新素材イノベーションラボ見学会を開催しており、皆様の積極的な利用をお願いしておりました。その後、共用システムの支援で特任専門職と事務補佐員を雇用し、昨年の10月より、共同研究契約を締結したJNC(株)の新入社員が新素材イノベーションラボに常駐を開始し、本年の4月より新素材イノベーションラボに採用した特任助教の体制になってようやくVL棟に設置した共用機器の運用と合成実験が可能な状態となりました。

1)企業との共同研究を行われている、または予定がある場合は、新素材イノベーションラボの居室スペースや実験施設の利用をお考え下さい。

2)現在のコロナ禍のにおける研究室活動ガイドラインに沿うために学生を分散させる手段としてVL棟の施設の利用もお考え下さい。VL棟の施設の要望やアイデアがございましたらご相談ください。
2020年7月14日
「デザインセントリックエンジニアリングプログラム(dCEP)「マテリアル・インフォマティクスをベースと知る新素材イノベーションの創出」の一環として昭和電工株式会社の奥野好成様より「人工知能(AI)を用いたポリマー設計」というタイトルでオンライン講演会を開催しました。
2020年7月8日
「デザインセントリックエンジニアリングプログラム(dCEP)「マテリアル・インフォマティクスをベースと知る新素材イノベーションの創出」の一環として積水化学工業株式会社の日下康成様より「社会変化の中でのマテリアルズインフォマティクスと積水化学における導入と活用のご紹介」というタイトルでオンライン講演会を開催しました。
ChemDraw製品のアップデートが提供されました。
製品: ChemDraw Prime
バージョン: 19.1.1
新規利用をご希望の方は下記へご連絡ください。
問い合わせ先:新素材イノベーションラボ
事務補佐員 横井 雅子
Tel:075-724-7408
email:yokoi@kit.ac.jp
ChemDrawサイトライセンス契約のご案内
ChemDrawサイトライセンスの法人契約を行いました。
アカウント管理は新素材イノベーションラボで担当いたします。
問い合わせ先:新素材イノベーションラボ
事務補佐員 横井 雅子
Tel:075-724-7408
email:yokoi@kit.ac.jp
新素材イノベーションラボ機器分析セミナー
「TG/DTAの基礎と応用」を開催しました。
第2回 新素材イノベーションラボ若手研究交流会を開催しました。
第1回 新素材イノベーションラボ若手研究交流会を開催しました。
新素材イノベーションラボが発足しました。
2017年1月~3月の期間にBudapest University of Technology and Economics(ハンガリー)からIstvan Lagzi准教授を本学にユニット招致して中西准教授とpH応答性の分子で被覆した金ナノ粒子を合成し、pHが変動する非線形反応を組み合わせることによって、金ナノ粒子を定めた時間に自己組織化させる方法を開発した。得られた成果は、RSC(英国王立化学会)が出版するMol. Syst. Des. Eng.誌に論文発表した。
Eszter Tóth-Szeles, Judit Horváth, Gábor Holló, Rózsa Szűcs, Hideyuki Nakanishi and István Lagzi, “Chemically coded time-programmed selfassembly,” Mol. Syst. Des. Eng., Vol. 2, NO. 3, 2017, pp. 274-282, DOI: 10.1039/C7ME00020K
同論文は、RSCが発行する化学ニュース雑誌"Chemistry World"で論文の内容が紹介された。
セミナーページを追加しました。
ChemSusChem 高効率な電気化学キャパシタ及び電極触媒の開発のためのナノ金属と高分子をハイブリッドした電極の合成法を確立し、Wiley社が発行するChemSusChem誌に発表した。論文は雑誌の表紙(Inside cover)で紹介された。
H. Nakanishi, I. Kikuta, H. Segawa, Y. Kawabata, R. Kishida, T. Norisuye, Q. Tran-Cong-Miyata, “Metal-organic coaxial nanowire array electrodes combining large energy capacity and high rate capability,” ChemSusChem Vol. 10, No. 4, 2017, pp. 701-710, DOI: 10.1002/cssc.201601310.
サイトをオープンしました。
則末智久准教授が韓国釜山で開催された超音波の国際学会(第37回超音波エレクトロニクスの基礎と応用に関するシンポジウム, USE 2016)に参加し、同行した学生3人もポスター発表を行った。うち1名が、昨年の学会で若手奨励賞受賞したため、韓国で授賞式があった。さらに他の2名も、若手奨励賞を受賞し、次年度のシンポジウムで授賞式が行われる。
ChemPhysChem 2016年1月~3月の期間にParis Diderot UniversityのValentin Leroy准教授を本学にユニット招致し、則末准教授とポリマーとナノバブルに関する共同研究を実施した。ナノバブルは肉眼で確認できないような微細な気泡で、ケミカルリアクターや医療用超音波造影剤など様々な応用が検討されているが、実はその存在自身についても学術的討論が続いている。この存在を決定づける技術として今回我々の超音波解析を導入した。その成果を、Wileyの学術論文誌ChemPhysChemに掲載した。同誌で“Very important paper”と評価され、inside back coverにも選ばれた。
Valentin Leroy, Tomohisa Norisuye, “Investigating the existence of bulk nanobubbles with ultrasound,” ChemPhyChem Vol. 17, No. 18, 2016, pp. 2787-2790, DOI: 0.1002/cphc.201600576.
The 2nd International Conference on Ultrasonic-based Applications(ポルトガル、リスボンで開催)で則末智久准教授が招待講演を行った。同行した大学院生がポスター発表でエクセレントポスタープレンゼンテーション賞を受賞した。

新素材イノベーションラボは松ヶ崎キャンパス・16号館内にあります。アクセスはこちら。

京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパス
新素材イノベーションラボ 16号館(旧ベンチャーラボラトリー棟)内アクセス

市営地下鉄烏丸線「国際会館」行きに乗車(18分)「松ヶ崎駅」下車、徒歩約8分

松ヶ崎駅の「出口1」から右(北山通を東)へ約400m、一つ目の信号を右(南)へ約150m
西北門より東へ、二つ目の建物(16号館)

アクセス
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